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漫画のご紹介。

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生きるススメ 生きるススメ
戸田 誠二 (2003/12)
宙出版

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今回ご紹介するのは、戸田誠二の『生きるススメ』です。
作者の戸田誠二は、Web上で作品を発表していたところ、出版社からオファーを受けてこの単行本でデビューすることになったという経歴の持ち主です。

ショートストーリー(1ページだけのものもあります)が、たくさん収録された作品集です。
どの話も内容が充実していて、恐ろしく濃厚な1冊となっています。

中でも、病と死をテーマにした作品群が秀逸です。
若くして死を避けられない感染症(HIVか)に侵された友人をえがく『小さな死』。
死を目前にして自分の想う作品を描ききろうとする漫画家の姿をつづる『花』。
どちらも他者からの視点で語られる物語ですが、鬼気迫るものがあります。

ところで、この本については忘れられないエピソードがあります。
私が部屋の机の上にこの本を置いていたとき、部屋に入ってきた母がそれを見てなんとも言えぬ表情をしたのです。
「前向き」や「健全」といった概念からはほど遠い息子の部屋で、このタイトルとこの表紙・・・。
そのときの母の気持ちは、なんとも察するに余りあるものが・・・。
見られては困るものは、周りの人のためにもきちんと保存する。そんな基本を再認識した若き日でした。
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