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凪渡り ― 及びその他の短篇 凪渡り ― 及びその他の短篇
高浜 寛 (2006/03/16)
河出書房新社

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最近知った高浜寛には、ため息をつかされっぱなしだ。
まず、その作品のクオリティの高さにため息。
まだ自分の知らないところにこういう凄い作家がゴロゴロしているのだろうなあ、とため息。
過去の作品がなかなか入手困難そうであることにため息。

現在、私は『凪渡り ― 及びその他の短篇』と『泡日』しか読めていないが、高浜寛は凄いのである。
緻密な描き込みと鮮やかな濃淡で彩られた画風は、写実的というか、なんだか「身につまされる」印象を受ける。切ない話が多いのだ。

そんな作品群の中でも、『凪渡り ― 及びその他の短篇』に収められている、『水いらず』は特に好きな作品。
男女が山奥の湯治場で一夜を過ごすという一編。これが実に味わい深く仕上がっている。
湯船の描写が非常に見事だし、圧巻なのはセックスシーン。
登場人物の身体が、確かな触感を持って迫ってくる。
女性がペニスを握る描写などは非常にリアルだ。
最後に男女の関係が明らかになるというオチもあり、物語としても読み応えもバッチリだ。

人々の人生のちょっとした瞬間を切り取って漫画にする。
作者はそんなことをやっている。
これからどんなものを見られるのか、期待で胸が膨らまないわけはない。
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